生徒さんたちに指導させていただくようになってから
早いもので23年が経ちました。
講師の仕事は生徒さんと私、そして保護者の方々との
良い関係がなければ成り立たちません。
この一年もおかげさまで、
生徒さんとのレッスンを通じて、
心と心の交流ができたと思います。
それは私の力ではなく、
まわりで応援し励ましてくださった方々がいたから。
一番は、なんといっても生徒さんたちからの
“とびっきりの笑顔と笑い声”に、毎日元気をいただきました。
そして、同時に“個性のすばらしさ”を学ばせていただきました。
生徒のみなさん、ありがとう!
保護者の方々からも、たくさんの喜びの声や、貴重なご意見をいただきました。
大事なお子さんたちの指導を、道半ばの、まだまだ未熟な私に任せてくださいました。
温かく長い目で見守ってくださり、誠にありがとうございます。
こうして指導を続けられることは、私のこれまでの歩みだけではなく、
そうした“双方向の良いつながり”を保つことができたからであると、しみじみ思います。
信頼してもらえる存在であり続けること。
それは、講師としての義務であり使命であると感じます。
今後もそれを私自身の生きがいにしていけたら…!
さらにはレッスンに通ってくださる方々の、「嬉しい」「楽しい」がもっともっといっぱいになったら…!
いつもいつも、そう願いながら日々を過ごしています。
しかし一方で、音楽講師というものは、一人で何もかもしょって行かなくてはなりません。
経営者であり、運営実行委員長であり、演奏者であること。
一見華やかな職業に見えるその裏で、孤独と闘いながら、
私たちは常にその立場を守る努力を重ねています。
今年は、その講師同士のご縁をさらにたくさんいただきました。
それまでは、暗い井戸の中で一人「ゲコゲコ」鳴いていた私。
それが、さまざまな“個性”を持つステキな先生方との結びつきを得る度に、
自分の目の前の景色が、ぐぐ~んと広がっていくのを実感いたしました。
もうずっと井の中の蛙だった私が、昨年から思い切って外の未知なる世界に飛び出したのです。
“ちっぽけな自分”という存在をさらけ出して…。
それは多分、はたから見れば向う見ずでやけっぱちな行動だったかもしれないけれど、
結果、さらけ出した自分を受け入れてくれる大事な存在を見つけました。
同じ講師として、または同時に同じ女性として、母として…。
住む場所は違っても、年齢も違っても、支え合い認め合い励まし合える仲間。
私は、未知の世界に飛びだしたことで、かけがえのない人たちとのつながりを得ることができました。
正直、これまでの私の人生で初めての経験だと言っても過言ではありません。
この結びつきは、単なる“仲良し”とは違う気がします。
打算も駆け引きもなしに付き合える仲間。
何にも代えがたい尊い宝物を、またこの一年でいただいたのです。
「いつも見ているよ!」
と、見えない力を私たちに送ってくれる、たくさんの仲間たちへ…!
私の心からの“愛”を込めて、
「本当にありがとう。」
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